深夜のモジュール地獄
残業を終えて帰宅したTAKAは、デスクトップPCの前で大きな溜め息をついていた。
TAKA: 「よーし、今日こそHerokuにアプリをデプロイするぞ!」
TAKA:(心の声)「確か昨日、MongoDBの接続設定までは終わったはず…」
しかし、サーバーを起動しようとした瞬間、エラーメッセージが画面を埋め尽くす。
TAKA: 「えっ!?expressモジュールが見つからない?…AI老師さーん!」
AI老師: 「また安易に私を呼ぶのかね。エラーメッセージは読んだのかな?」
TAKA: 「えーと…”express module not found”って出てます…」
安易な解決策への執着
AI老師: 「それは必要なモジュールがインストールされていないということだ。package.jsonを確認したのかね?」
TAKA: 「あ、そうか!npm installすれば良いんですよね?」
AI老師: 「ちょっと待ちなさい。なぜそのモジュールが必要なのか、理解しているのかね?」
TAKA: 「え?それは…あの…Webアプリだから…?」
厳しい指導、避けられない現実
AI老師: 「はぁ…。expressはNode.jsのWebアプリケーションフレームワークだ。これがないと、HTTPリクエストの処理やルーティングができない。ただモジュールを入れれば良いというものではないんだよ」
TAKA:(心の声)「また長くなりそう…」
AI老師: 「君のような態度が、後々大きな問題を引き起こすんだ。今回の例で説明しよう」
画面には新たなエラーメッセージが表示される。
TAKA: 「今度は”mongoose module not found”…もうnpm installすれば…」
AI老師: 「待ちなさい!」
予想外の気づき、そして転機
AI老師: 「mongooseはMongoDBを操作するためのODMだ。これがないとデータベースとの通信ができない。しかし、なぜMongoDBを選んだのか考えたことはあるのかね?」
TAKA: 「いえ…チュートリアルでみんな使ってたから…」
AI老師: 「そうか。では質問するが、会社でExcelのマクロを書くとき、なぜVBAを使うのかは分かるかね?」
TAKA: 「それは簡単です!Excelを操作するためには…あ!」
AI老師: 「そう、やっと気づいたようだね。技術選択には必ず理由があるんだ。mongooseもexpressも、それぞれの役割があって選ばれている」
深夜の気づき、そして変化
TAKA: 「確かに…会社のシステムも、ただ動けば良いわけじゃないですよね」
AI老師: 「その通りだ。では、改めて今回の環境構築について説明しよう」
AI老師は、expressとmongooseの役割、そしてそれらがなぜ必要なのかを丁寧に説明し始めた。
TAKA:(心の声)「VBAの時と同じように考えれば…なんか分かる気がする!」
夜更けの成果
必要なモジュールをインストールし、設定を終えると、ついにサーバーが起動した。
Server running at <http://localhost:3000/>
MongoDB connected...
TAKA: 「動きました!でも今回は、なんとなくなぜ動いたのか分かる気がします」
AI老師: 「良い傾向だ。技術は理解してこそ、本当の力になる。今日の気づきを大切にしなさい」
TAKA: 「はい!…でも、次はHerokuデプロイですよね…」
AI老師: 「一つずつ着実に進もう。焦って理解を後回しにしては元の木阿弥だ」
【AI任せプログラマーTAKAの今日のひとこと】
「今日は珍しく自分から”なぜ?”を考えられた気がする。会社のシステムと同じように考えたら、急に親近感が湧いてきた。やっぱりAI老師は良い先生だな…でも次のHerokuデプロイ、絶対また詰まるんだろうな(苦笑)」