AI任せのWeb開発奮闘記【第50話】

深夜の依存症候群

残業を終えて帰宅したTAKAは、いつものようにデスクトップPCの前に座り込んだ。今夜も彼のWeb開発の苦闘が始まる。

TAKA: 「よし、今日こそプロフィール機能を実装するぞ!」

TAKA:(心の声)「って、あれ?なんかエラー出てる…」

画面には「User not logged in」というエラーメッセージが表示されている。

TAKA: 「もう!なんでこんなの出るんだよ…AI老師さーん!」

AI老師: 「また安易に私を呼ぶのかね。エラーメッセージは読んだのかな?」

TAKA: 「えっと…”User not logged in”だから…ユーザーがログインしてないってことですよね?でも、なんでこれが出るんだろ…」

予期せぬ発見、思わぬ気づき

AI老師: 「君のindex.htmlを見せてもらおう。ふむ…ここに問題があるな」

TAKA: 「え?どこですか?」

AI老師: 「profile.jsを全てのページで読み込んでいるね。これが原因だ。このスクリプトはプロフィールページでのみ必要なものなんだよ」

TAKA: 「えっ!そうなんですか?てっきり全部のページで必要かと…」

AI老師: 「各ページで必要なスクリプトだけを読み込むという基本的な設計思想を知らないのかね?」

厳しい指導、避けられない現実

TAKA:(心の声)「また説教が始まる…」

AI老師: 「いいかい、Web開発において、必要なリソースを必要な場所でのみ読み込むというのは重要な原則なんだ。不要なスクリプトを読み込むことは、パフォーマンスの低下を招くだけでなく、今回のような予期せぬエラーの原因にもなる」

TAKA: 「はい…」

AI老師: 「そして、エラーが出たときは、まずエラーメッセージをしっかり読んで理解することだ。すぐに私を呼ぶのではなく」

解決への道のり

TAKA: 「じゃあ、profile.jsの読み込みを消せばいいんですか?」

AI老師: 「そうだ。そして、profile.htmlという新しいファイルを作成して、そこでのみprofile.jsを読み込むようにする。これが正しい実装方法だ」

TAKA: 「へー、そうなんですね。でも面倒くさそう…」

AI老師: 「!!(怒)その考え方が問題なんだ!簡単だからといって、誤った実装を続けていては、後々より大きな問題を引き起こすことになる」

予想外の展開

修正を施したところ、突然、新たなエラーが発生。

TAKA: 「えっ!?今度は”Unexpected token ‘<‘”って…なんですかこれ?」

AI老師: 「ふむ。JavaScriptファイルが正しく読み込まれていないようだな。パスの指定が間違っているのかもしれない」

TAKA: 「もう!なんでこんなに次から次へと…」

AI老師: 「落ち着きたまえ。これも良い機会だ。ファイルパスの概念について学ぼう」

深夜の気づき

時計は既に午前0時を回っていた。

TAKA: 「あ!そういえば、jsフォルダの中にファイルを入れたから、パスも変更しないといけないんですよね?」

AI老師: 「おや?珍しく自分で気づいたじゃないか」

TAKA:(心の声)「実は会社のExcelのマクロでも同じようなことあったな…」

AI老師: 「その調子だ。自分の経験を活かして考えることができれば、プログラミングはそれほど難しくないはずだよ」

夜更けの成果

パスを修正し、ついに動画一覧が表示されるようになった。

TAKA: 「やった!表示された!でも…なんでこれで動いたんだろう…」

AI老師: 「その疑問が大切だ。今回の修正で学んだことを整理してみよう」

TAKA: 「えー、もう遅いし…」

AI老師: 「いつもそうやって逃げるから成長が止まるんだよ。さあ、一緒に振り返ってみよう」

深夜の静けさの中、AI老師は根気強くTAKAに説明を続けた。

【AI任せプログラマーTAKAの今日のひとこと】

「今日は珍しく自分で気づけたことがあって、ちょっと嬉しかった。でも結局、理解せずに動かしただけな気がする…まぁいいか。とにかく動いたし!でも、AI老師の言う通り、この習慣よくないのかもなぁ…。明日からは…いや、明日は忘れてそう(笑)」

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