AI任せのWeb開発奮闘記【第61話】

『深夜のファイルパス迷宮入り』

残業を終えて帰宅したTAKAは、いつものようにデスクトップPCの前に座り、My Video Finderの開発を再開しようとしていた。

TAKA: 「さて、昼間からの続きをやるぞ…404エラーが出てたんだよな」

TAKA:(心の声)「疲れてるし、AI老師さんに聞けば一発で解決できるでしょ」

AI老師: 「おや、また安易な解決策を求めに来たのかね?」

TAKA: 「もう、publicフォルダとかstaticフォルダとか、いろいろありすぎて分からないんですよ…」

『AI老師、ついに本気の指導』

AI老師: 「待ちなさい!その発言こそが問題なのじゃ!」

TAKA: 「え?」

AI老師: 「Webアプリケーションの基本構造を理解しようとせず、ただコピー&ペーストで済ませようとする。それでは本質的な成長は望めんぞ」

TAKA: 「でも、会社でもフォルダ構造なんて適当に…」

AI老師: 「それこそが悪習じゃ!会社のファイル管理でも同じことをしているから、こんな基本的なファイルパスの概念すら理解できていないのだ!」

『予想外の気づき』

TAKA: 「あ…」

AI老師: 「何か思い当たることでもあるのかね?」

TAKA: 「先週、会社の共有フォルダで大事な資料が見つからなくて…結局、フォルダ構造が違ってただけだったんです」

AI老師: 「ほう!そうじゃ。ファイルの配置場所というのは、決して適当に決めていいものではない。Web開発でも同じことが言えるのじゃ」

『構造化された学び』

AI老師: 「では、Webアプリケーションのフォルダ構造について説明しよう。publicフォルダは外部からアクセス可能な静的ファイルを置く場所じゃ」

TAKA: 「あ、それって会社の共有フォルダの『公開』フォルダみたいなものですか?」

AI老師: 「その通り!良い例えじゃ。そして、そこにある画像やHTMLファイルは、正しいパスで参照しなければならない」

TAKA: 「なるほど…だから/sortにアクセスできないって出るんですね」

『実践的な解決への道』

AI老師: 「そうじゃ。では、実際にファイルの配置を確認してみよう。現在のディレクトリ構造はどうなっているかね?」

TAKA: 「えっと…」

コマンドプロンプトに表示された内容を確認する。

TAKA: 「test-projectの下にpublicフォルダがあって、その中にsort.htmlがあります」

AI老師: 「その通り。そして、express.staticの設定で、このpublicフォルダを静的ファイルの格納場所として指定しているのじゃ」

『深夜の発見』

TAKA: 「あれ?でも、index.jsでは/sortへのルーティングも設定してますよね?」

AI老師: 「よく気づいた!そこが問題なのじゃ。express.staticとルーティングの設定が競合している可能性がある」

TAKA: 「競合…それって会社のシステムでよく起きるアレですか?同じものを違う場所で設定しちゃうやつ」

AI老師: 「まさにその通り!システム開発では、このような設定の重複や競合に気をつける必要があるのじゃ」

『深夜の理解』

TAKA: 「じゃあ、express.staticの設定とルーティングの順序を変えれば…」

AI老師: 「おや?珍しく自分で考えているではないか」

TAKA: 「会社のシステムでも、設定の順序で動いたり動かなかったりするんで…」

AI老師: 「その経験が活きてきたな。実務での経験は、思わぬところで役立つものじゃ」

『AI任せプログラマーTAKAの今日のひとこと』

TAKA: 「今日は珍しく自分の経験が役立ちました。会社でのドジな失敗も、こうやって活きてくるんですね…でも、やっぱり最初からAI老師さんに聞いておけば良かったかも。いや、でも、なんか今日は自分でも考えられた気がする。明日は…うーん、やっぱりAI老師さん頼みかな(笑)」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です